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被嚢性腹膜硬化症
  • 2024/04/26
  • 症例について

こちらの症例は1歳、トイプードル、オス、1ヶ月前から嘔吐下痢、食欲不振を主訴にいくつかの動物病院を周り、治療をしたけれども治らないとの事で当院へ来院されました。

当院でも通常の検査では異常がなく、消化管バリウム検査を実施しました。そうしたところ、バリウムの排泄遅延を認め、消化管の不完全閉塞が疑われましたので、異物などを疑い、開腹手術にて消化管の状況確認を行うことを提案しました。

 

上記は術中写真です。消化管が被膜で覆われ癒着しており、可動性が全くないような状況でして、一部の被膜の病理組織検査所見と術中所見より被嚢性腹膜硬化症と診断されました。病態や発生機序はヒトの方でもよくわかっておらず、腹腔内臓器周囲の線維性硬化と癒着を特徴とし、消化管運動の障害を引き起こす疾患であることがわかっています。可能な限り被膜の癒着を剥離し、消化管に可動性を持たせるよう手術を終えています。

今後は消化管運動薬などを用いた内科管理を中心に行なっていき、状況が悪化しないか注意深く観察が必要となります。

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