誤食に要注意
- 2021/08/30
- 症例について
ワンちゃん、猫ちゃんは遊びながら誤って異物を誤食してしまうことが多々あります。異物が小さければ通過障害もなく下ることもあるかと思いますが、大きい異物や長いひも状のものなどは、消化管閉塞を起こしてしまいます。基本的に胃や上部消化管であれば内視鏡で摘出可能かと思いますが、それより下ってしまうとお腹を開いての開腹手術となります。
この症例はゲロゲロ吐くとのことで来院されました。空腸領域に塩ビ管が詰まっておりました。見るからに痛そうかと思います。
過去には同じワンちゃんで3−4回異物摘出の手術をした症例や1週間後に再度異物を誤食したとのことで内視鏡をした症例もいます。異物症例のワンちゃん猫ちゃんは繰り返す傾向にある印象です。要注意を。