耳道ポリープ
- 2021/09/17
- 症例について
こちらの症例猫ちゃんは斜頸、フラつくとのことで来られました。
耳道内を検査したところ耳ダレがひどく、慢性外耳炎、中耳炎を起こしており、さらには慢性的に耳を掻いていたために腫瘤が形成され、炎症による耳道ポリープかと考えられました。
痒みの原因として耳ダニ、細菌感染、真菌症などありますが、ポリープができてしまうと炎症により滲出液が生じ、なかなか耳ダレが治らないため、手術にて摘出が必要です。
切除後は耳道の奥まで観察でき、猫ちゃんの症状も抗生剤、抗真菌剤による内科治療でみるみるよくなっています。