眼瞼内反症
- 2021/10/06
- 症例について
メイクーンの2歳の猫ちゃん、生まれてこのかたうまく右目が開けられないとの事で来院されました。
眼瞼内反症という病気で、写真のように眼瞼が内側に巻き込まれ、矢印の部分の睫毛(まつげ)が眼(角膜)にあたるため角膜を傷つけてしまい、潰瘍や流涙、眼ヤニの原因となっていました。痛みを伴うため、眼が開けられない状況が続いています。
治療は外科的な形成手術が必要です。Hotz-Celsus法と言って写真のように内側に入り込んでいる部分の余分な皮膚を三日月型に切り取って、バランスよく眼瞼にテンションをかけて縫合します。
手術直後なのでまぶたは腫れていますが、写真のように眼はぱっちり開くようになりました。日に日によくなるかと思います。