腹腔内出血
- 2021/10/21
- 症例について
症例は肥満7kgの猫ちゃんです。4.5日食べないとの主訴で来院されました。精査したところ腹腔内に腫瘤を認め、微量ながら出血している状況でした。いろんな検査を行うのですが、なかなか腫瘤の由来がどこからできたものなのか確認できず、まずは全身状態を安定化させるために点滴や注射を投与し、内科治療を行いました。しかしながら、いっこうに状況が好転せず、貧血も進行し、出血が継続しているのだろうと判断されたため、輸血を行い開腹オペにて腫瘤を摘出することとしました。
色はぼかしています。腫瘤は正中結腸リンパ節と思われる位置にあり、自壊出血していました。腸間膜や消化管、膵臓ともべったり癒着しており剥離が大変でしたが、手術は無事に終えています。術後2日目ですが猫ちゃんは自分で採食できるまで回復しております。
病理検査がなんとでるか、、、