会陰ヘルニア③
- 2022/06/23
- 症例について
こちらの症例はMダックス、11歳、オス、お尻が腫れているとのことで来院されました。
直腸検査やX線検査から会陰ヘルニアと診断されました。逆行性尿路造影では尿道の蛇行や膀胱、前立腺の逸脱を認めたため、opeは去勢、結腸固定、精管固定、会陰ヘルニア部の整復と4段階の工程に分けて行う必要がありました。(原因や治療法の詳細は前のブログをみてください)
結腸固定
精管固定
閉鎖孔を介し全周性にポリプロピレンメッシュにて整復
このように綺麗に整復されたため、この肛門周りに糞塊や尿が溜まることなく、スムーズに排便排尿ができることが期待されます。